仕事、家事、育児に追われ、働くママは、本当に大変な毎日を送っていると思いますが、このような悩みを抱えていませんか?
- 子育て中でイライラがとまらない
- 子供を感情的に怒鳴ったり、きつく言ってしまい、子供への影響が心配
- 子育て中のイライラが減る方法を知りたい
今日は、40年以上問題を抱える子供やその家族と向き合ってきた児童精神科医佐々木正美さんの著書を参考に、そんなお悩みを解決する方法をご紹介します。
この記事でわかること
- 子育て中にイライラしてしまうのはなぜ?
- 子供にイライラしてきつく叱ってしまう!どんな影響がある?
- 子育て中のイライラを減らす方法
子供が産まれて以来、仕事、家事、育児(ほぼワンオペ)に追われた私は、毎日イライラがとまらず、子供に怒鳴り、悪いことをすれば家から締め出し、旦那さんにはきつい言葉をかける毎日でした。
旦那さんの浮気なども経験し、このままではいけない、私が変わらなければ幸せにならないと思い、家事の時短の工夫、佐々木正美さんの著書を取り入れた育児などを積み重ねてきた結果、今では、楽しく育児できるシーンが増え、旦那さんとも付き合っていた時以上に仲良しになりました。
ママが変われば家族も変わります。
この記事を読んで、楽しく子育てできるママが少しでも増えたら嬉しいです。
佐々木正美さんの著書については、こちらも合わせて読んでみてください。
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子育て中にイライラしてしまうのはなぜ?
ワコールの実施した調査によると、子育て中の約91.2%のママが育児ストレスを感じてるそうです。
つまり、子育て中のほとんどのママがイライラしているのです。
では、なぜ子育てにイライラしてしまうのでしょうか?
調査結果によると、子育て中のストレスの原因としては、以下の順に回答が多かったようです。
ストレスの原因は?
- 自分の時間がない
- 子供が言うことを聞かない
- 寝不足、自分の睡眠時間が少ない
- 家計などのお金に関係する不安
- 家が片付かない
- 仕事や家事との両立
- パートナーが協力的ではない
- 子育てに関する不安
子供にイライラしてきつく叱ってしまう!どんな影響がある?
子育てをしているとイライラしてしまって、感情的に子供を叱ってしまったり、きつい言い方をしてしまったということはあるのではないでしょうか?
佐々木正美さんの著書によると、親から厳しく叱られ、子供自身のことを否定され続けた場合、自尊心が育てられないまま思春期や青年期に至ってしまうと、簡単に他者を傷つけたり、非行や犯罪に走るようになってしまうのだそうです。
子供を育てる時に最も大切に考えておかけなければならないのは、子供の自尊心を傷つけないことだそうです。
以下は、佐々木正美さんの著書「はじまりは愛着」の「子どもを叱るときー自尊心を育てるしつけー」より一部ご紹介します。
言いすぎやしかりすぎというのが子どもたちに良くないということがわかっていただけると思います。
「はじまりは愛着から」より抜粋
子どもを育てる、教育する、しつけるという場合、親や教育者として承知しておかなければならないのは、正しいことだからといって、いくら叱ってもよいかというと、そうではないということです。
どんなに優れた薬でも相手に合わせて適量というものがあるように、しつけや教育のために有益なことでも、本当に有効に働くための適量があるということです。
言いすぎや厳しすぎのように、適量をこえた部分は、程度に応じて、必ず自尊心の障害という副作用としてかえってきます。
無責任な放任は論外ですが、子供を育てるうえで、起こしてしまう失敗は、言いすぎやしかりすぎという、この副作用によるものが多いことを知ってください。
子どもは、信頼して尊敬できる人からしか学べないのです。
子育て中のイライラを減らす方法
イライラして、子供をきつく叱りすぎてしまうことは子供の自尊心を傷つけ、問題行動につながっていきます。
それに気づいた今、少しでも子育て中のイライラを減らして楽しく子育てをしていきましょう!
子供へのイライラを減らす最大の方法は、ママの心の余裕を大きくすることです!
ママの心の余裕が大きければ大きいほど、子供へのイライラは少なくなります。
①ママの心のゆとりを増やす
ママの心の余裕を増やすために、ぜひ、以下のことに取り組んでみてください。
ママの心の余裕を作るためのポイント
- 睡眠をしっかりとる(子供が小さいうちは難しいのですが。。。)
- ママが自分時間をとる
- 家事の時間を短くする
家事の時間を短くして、自分時間をしっかり確保していきましょう。
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ちなみに我が家では、子どもたちが小さく、夫婦仲が悪かった頃は、仕事で残業する時や自分時間を取るためにベビーシッターを利用していました。
②完璧思考を手放す
長男が生まれた時は、離乳食は手作りすべき、21時には寝かせるべき、家はピカピカにしておくべきという風に◯◯すべきということがたくさんあり、いつもできていない自分を責め、更に協力的でない夫を責めて、苦しい気持ちで、イライラしながら子育てをしていました。
佐々木正美さんの著書を多数読む中でわかったのは、子育て本に書いてあるようなことを完璧にこなすより、ママが楽しく子育てしていれば、子供は問題なく育つということです。
ママが楽しく子育てできる環境をつくることこそ大切なのです。
③子供の願い事をたくさん叶える
佐々木正美さんは著書の中で、子供に言うことを聞いてほしいなら、まずは、親が子供の願いをたくさん叶えましょうとおっしゃっています。
子供の願いを叶えていれば、親の言うことも徐々に受け入れてくれるようになるそうです。
佐々木正美さんの著書「子育てのきほん」に印象的な言葉が書かれています。
「子育てのきほん」はじめにより抜粋
お母さん お父さんへ
どうか忘れないでください。
子育てでなにより大切なのは、「子どもが喜ぶこと」をしてあげることです。
そして、そのことを「自分自身の喜び」とすることです。
子どもは、かわいがられるからいい子になります。
かわいい子だから、かわいがるのではないのです。
いくら抱いても、いくら甘やかしてもいい。
たくさんの喜びと笑顔を親と共にした子どもがやがて、人の悲しみをも知ることができるようになります。
誰とでも喜びと悲しみを分かち合える人に成長するでしょう。
これは人間が生きていくうえで、もっとも大切な、そして素晴らしい力です。
佐々木正美さんは著書の中で、よく「子どもが喜ぶこと、例えば、子どもが好きなメニューの食事を作ってあげましょう」というようなことを書かれています。
子供の願いを叶えるというのは、無制限にお金を与えたり、物を買い与えたりすることではありません。
目をかけ、手をかけることが必要なのだそうです。
④夫婦仲、近隣、友人などの人間関係を良くする
夫婦不仲を経験したのでわかりますが、夫婦仲を良好に保つことは、ママの心のゆとりに大きく関係しますので、育児ストレスを軽減するためにも大切なポイントです。
また、子育てに成功している家族は、夫婦関係だけでなく、近隣など、家庭外の人々との人間関係も豊かであるとの調査結果が出ているそうです。
まとめ
現代は、仕事、家事、育児と本当に忙しいママが多いかと思います。
ママが子供をかわいいな〜、子育て楽しいな〜と思えるようになれば、子供はすくすくと育つはずです。
そのためには、ママが楽しく子育てできる環境をぜひつくってくださいね。